お芝居して思った事。
こんにちは。
私は去年、生まれて初めて演劇の舞台に立ちました。
死に近づいている自分の人生を顧みて、「一年に一つは今までやってこなかったことをやろう。」と決め、あえてこれまでもっとも自分の興味から遠かった演劇の世界に足を踏み入れました。
まずは4月からワークショップを受け始め、その後オーディションを5つ受けて3つ合格しました。
スケジュールや芝居の雰囲気が自分に合う環境を探し、最終的に9月に参加する座組を決めました。
14人ほどの座組で、主宰と私以外は19歳から30代の男女です。
どこもそんな感じでしょうか?
実は私は「演劇人」とか「パフォーマー」とか「表現者」などのいわゆる「アーティスト」ぶった人が苦手です。
実際にはそんな大した実力も無いくせに、勘違いして調子に乗って自分に酔っている様子が見ていて気持ち悪いからです。
酷いこと言ってますね。
特に演劇の世界の人は、自己顕示欲や承認欲求が強いあまりに必要以上にガツガツして攻撃的な人が多いイメージでした。
ですが、そこで出会った人たち、もう何度も演劇の舞台を踏んでそこそこキャリアもありファンもついている人たちを見て思ったのは、
「意外と普通の人たちなんだな」ということです。
オシャレで明るい若者たちで、自分の可能性を信じている反面、「何歳までに芽が出なかったら役者を止める。」と将来を見据えている冷静さもありました。
そんな座組の中でたった一人、私のイメージ通りの人がいました。
30代後半の女性でしたが、この人はその座組に長く在籍しているせいもあるのでしょうがやたら威張り散らしていて、稽古中には台本に無いセリフで共演相手への不平不満をぶちまけ、それがあまりにひどいので演出の方から「全然演技してない。生々しすぎる。」と注意されるほど毒を吐きまくっていました。
私だけでなく誰に対してもそうなので、「こういう病気なんだな。」と思うしかありませんでした。
公演そのものは楽しく終わらせることが出来ましたが、いまだに私はあの攻撃的な人がトラウマになっています。
楽しい舞台にするのなら楽しい仲間とやりたいですよね。
ではまた。